ボクがルアーフィッシングをするようになった20数年前、当時ルアーフィッシングはまだ発展途上にあったが、バスフィッシングのブームにより飛躍的に進化した。

そのブームと共にボクもバスフィッシングを楽しんだ。実に楽しい思い出として今も鮮明に記憶に残っている。

しかし、そのころからすでに釣り場の環境が悪化の一途をたどった。最近ではブラックバスの特定外来種問題、釣り場の立ち入り禁止区域の増加・・・etc。
釣り場というのは管理釣り場を除いては基本的に「自由な空間」であった。しかし、僕たちは「自由」を「好き勝手」とはき違えていたのかも知れない。釣り場での騒音問題、違法駐車、ゴミの問題など近隣住民に迷惑を掛ける行為、外来種のゲリラ放流・・・その結果が現状のフィールドである。いわば、僕たちこそが「A級戦犯」なのかも・・・。
2006年11月、仲間に声を掛け、今僕たちに出来ることを考えた。
安直ではあるが、まずはフィールドの清掃から始めることにした。

 
 
 

このフィールド清掃の主旨として、ゴミの無いフィールドで気持ち良く釣りを楽しみたいということが一番大きな理由になる。多くのアングラーがゴミを捨てていないとは思うのだが、残念なことにフィールドにはどこから出たのか、たくさんのゴミが残っている。ゴミを捨てないアングラーであっても、ゴミを拾うというのは何かキッカケがないと容易ではないことだと思う。このフィールド清掃がそのキッカケになればと考えた。

また、今回企画したこの清掃では、バスアングラーがバスのフィールドを、ソルトアングラーがソルトのフィールドを、といった形式ではなく、もっと大きな意味で「趣味が釣りであるアングラー」が「釣り場」を清掃するという大きな目的がある。
つまり「ジャンルの垣根」を取り払うこと。ターゲットは違えど、同じ趣味の釣り人 が手を取り合って行かなければならない時期だと思う。

 
   

以前、仲間とフィールドでゴミを拾っていた時、道行く人に「綺麗にしてくれて、ありがとう。」と声を掛けて頂いた。この何気ない小さなことの積み重ねが、フィールドを救っていくのではないだろうか?

このフィールド清掃を継続していくことで、各アングラーが無限大ではない釣り場環境・資源に目を向け、より良い環境で釣りを続けていけるようにするには?と考えるキッカケになればと思っている。そして、次世代アングラーにこの楽しい釣りという趣味を残していけるようにしていきたいと考えている。

2007年3月  フィールド清掃代表
 伊藤 正博